Probably Stolen 完全攻略ガイド|初心者から上級者まで徹底解説するサイバーパンク質屋シミュレーターの生存術
宇宙ステーションの底辺、Lower Levelsの片隅でシャッターを上げる。客は嘘をつき、品は「たぶん盗んだもの」で、家賃は容赦なく上がり続ける。『Probably Stolen』(日本語圏では「深空當舖:可能是偷的」とも呼ばれる)は、そんなディストピアな質屋経営シミュレーションだ。2026年10月28日にSteamで正式リリースされたこの作品は、単なる売買ゲームではない。鑑定眼、リスク管理、派閥との駆け引き、夜のスカベンジ、そして最終的に店を買い取るまでの長期戦をプレイヤーに強いる。
この記事では、ゲームの基本から勝利条件、各スタートシナリオの特徴、稼ぐための具体的なルート、Augsの見分け方、保安の熱度管理までを、できるだけ実践的にまとめた。初めてシャッターを上げる人にも、何度も失敗した人にも役立つ内容を目指している。
ゲームの全体像と勝利条件
プレイヤーは元スカベンジャー。太めのローンでLower Levelsの店を手に入れたところから物語が始まる。日々のループはシンプルだ。カレンダーを確認し、シャッターを開け、列に並ぶ客と取引し、閉店後に夜間活動か睡眠を選び、次の日へ。しかしこのシンプルさが残酷だ。家賃は毎週上がり、在庫が盗まれ、偽物を掴まされ、Augs(強化された存在)が現れ、派閥の評判が揺れる。
勝利条件は明確だ。家主から店の権利書(deed)を買い取り、店を自分のものにすること。これを達成すれば「Keys to the Kingdom」などの実績が解除され、エンディングのひとつに到達する。50日以内に達成すればさらに上位の実績も狙える。負け方は多い。家賃滞納による差し押さえ、保安による逮捕、派閥評判の極端な悪化、特定のストーリーライン失敗などだ。
難易度は4段階ある。Price Gouge(Cozy)は売り上げにマークアップが付きやすく、家賃上昇も緩やか。Mark Upが標準。Thin MarginsとRed Inkは厳しく、マークアップがなく、家賃上昇が激しく、アップグレードも高くなる。初めてならMark UpかPrice Gougeを選ぶのが無難だ。
スタートシナリオの選び方
1.0では9つのスタートシナリオが選べる。選択によって初期在庫、持ちやすいリスク、最初に欲しい設備が変わる。これは「店のテーマ」ではなく「最初に引き受けるトラブルの種類」だと開発側も説明している。
- Apprentice(見習い):初心者推奨。クレジット多め、保管スペース追加、日用品と食品の初期在庫付き。システム全般を自分のペースで学べる。最初の周回はこれ一択でいい。
- Water Merchant(水商):水質検査と浄化セットからスタート。水を処理して等級別に売る安定ルート。責任(汚れた水を売ると問題になる)が主なリスク。前期の稼ぎやすい選択肢として人気。
- Fence(フェンス):盗品・密輸品を扱う。利益は大きいが、保安の襲撃や熱度が上がりやすい。
- Gunsmith(銃鍛冶):武器と改造からスタート。検査を招きやすい。
- Chemist(化学者):薬品製造。利益は高いが中毒リスクと秘匿レシピの管理が必要。
- Hydroponic Farmer(水耕農家):作物栽培。量をこなすスタイル。
- Rat Wrangler(ネズミ飼育者):ネズミの繁殖プロジェクト。特殊だがやりがいがある。
- Aquafarmer(アクアファーマー):魚関連で安定収入を狙える。
- Rock Bottom:何も持たずスタート。最高難度。慣れてから挑戦すべき。
最初の周回はApprenticeでシステムを理解し、次にWater MerchantやFenceで専門性を試す流れが効率的だ。Rock Bottomは複数周回後の挑戦に回そう。
スタート時にパークを最大3ポイント分選べる(スロットは4つ)。ネガティブパークを取ればポイントが戻るので、メリットを増やすことも可能だ。保険関連やスカベンジ強化、評判操作のパークは特に有用。
1日の基本ループと最初の10日間
典型的な1日はこう進む。
- カレンダーを確認する。今日のイベントや価格変動を把握する。水不足なら水を、家庭用品救済なら日用品を前面に出す。
- シャッターを開ける。
- 客を呼び、取引する。交渉カウンターに品を置き、値切りや拒否、通報の判断を下す。
- 列が終わったら閉店。
- 夜間サービス(保険や清掃)を選択し、外出(スカベンジなど)か睡眠を選ぶ。睡眠でセーブされる。
最初の10日間で意識すべきポイントは多い。
- Day 1:チュートリアルを完了。カウンターの両側を空け、食品を切らさず、外側カウンターに品を放置しない。
- Day 2〜3:低リスク品(日用品・食品)中心でキャッシュフローをプラスにする。
- Day 4頃から毎日保険を買う習慣をつける。在庫価値に応じて保険料は上がるが、盗難からの復旧とJoe Wildとの関係構築に必須だ。
- 最初の家賃支払い(通常Day 5〜7頃)を確実に用意する。遅延は1週間の猶予しかない。
- Day 6〜7以降、夜間にDumping Grounds(投棄場)へ行く。包帯を持参し、材料を確保。
- Day 8〜10:現金を容量に変換。バックパックと保管スペース、次に電力とバッテリー、その後処理機械の順が安全。機械を先に買うと電力不足で困る。
保険は「余計な出費」に感じるかもしれないが、経験者の間ではほぼ必須とされている。盗難で在庫が消えるリスクを減らし、Joe Wildの好意でアップグレードを進めやすくなる。
稼ぐための基本戦略
「安く買って高く売る」は基本だが、このゲームではそれだけでは足りない。
- 鑑定を徹底する:虫眼鏡とハンドブックを活用。タバコの封印、ロゴ、色などを確認。本物の食い違いを1つ見つければ値下げ交渉が可能。誤告発は評判を落とすので慎重に。
- 陳列ケースを活用:シャッターを開ける前に整える。入れた品の種類に応じて翌日の客層が変わる。価値の高い品を入れると裕福な客が来やすいが、密輸品は入れないこと。
- 水ルート:Water Merchant以外でも有効。原料を集め、浄化し、等級を上げて売る。フィルターは回収・再生可能。安定したキャッシュフローを生む。
- スカベンジ:夜間に最大5回検索可能。工具(ドライバーなど)を持っていくと特定素材が増える。懐中電灯で負傷率低下。傷を負うと数日間外出できなくなるので包帯必須。
- 金属精錬:スクラップを溶かして金属インゴットにすると利益が出やすい。
- 需要の波を読む:カレンダーや新聞でイベントを確認。武器需要や医療不足の日は在庫を合わせる。
前期は合法寄りで堅実に稼ぎ、キャッシュが安定したらグレーゾーンに手を出すのが失敗しにくい。すべてを密輸に頼ると保安の熱度が急上昇する。
重要なシステムを深く理解する
Augsの見分けと対応
Augsは外見は普通に見えるが、危険な存在だ。公式の識別ガイドでは視覚的な特徴(チップ、瞳孔異常など)と非視覚的な特徴が挙げられている。見つけたら即座に撃つ選択肢が出る。通報は通信網が乗っ取られているため無意味。撃ち損ねたり見逃しすぎるとHard Modeではゲームオーバーになる可能性もある。取引をしつつ様子を見て判断するのが基本。
保安と熱度
密輸品、間違ったラベル、Augs関連で調査が入る。証拠が増えると罰金や逮捕につながる。証拠を減らすパークや、迅速な処理で熱度を抑える。指名手配リストを事前に確認し、取引前にチェックする習慣をつけよう。
派閥と評判
5つの評判軌がある。下層区、上層区、治安署、黒市、革命軍。取引・拒否・通報のたびに複数の軌が動く。極端に悪化させるとエンディングに影響する。バランスを意識し、必要に応じて意図的に傾ける。
核廃棄物の処理
通常のゴミ箱や保険では受け取れない。夜間に市集へ行き、ゴミ捨て場に1桶ずつ置く。
ネズミや特殊ルート
Rat Wranglerでは健康なネズミを育てるプロジェクトが中心になる。特殊だが達成感がある。
実践的な中級〜上級Tips
- 保険は毎日。清掃は2日に1回でコストを抑えつつ清潔度を維持するプレイヤーが多い。
- Giorgioの依頼には可能な範囲で応じる。投資対効果が高いケースがある。
- アップグレードの優先順位は「容量→電力→処理能力」。
- 中毒を持ってスタートした場合、20夜連続で断つか、Synaprest Injectorを使う。
- 宝くじは毎週土曜日抽選。ジャックポットを狙うのも一つの楽しみ。
- Clean Hands実績を狙うなら、一切の盗品・密輸品を売らない制限プレイが必要。
複数周回で異なるシナリオを試すと、ゲームの深みがより感じられる。
よくある質問(FAQ)
Q. 最初のスタートはどれがいい?
A. Apprentice一択。システム理解後にWater MerchantやFenceへ。
Q. 家賃が払えなくなったら?
A. 猶予は短い。在庫を現金化するか、夜間活動で補充する。根本的には保険と堅実経営で予防する。
Q. Augsを見逃したらどうなる?
A. 難易度によるが、Hard以上では致命的になりやすい。公式の識別ポイントを暗記する。
Q. 店を買い取るにはいくら必要?
A. 状況や進行により変動するが、十分なキャッシュと関係構築が必要。家賃支払い時に家主と交渉する機会を逃さない。
Q. デモのセーブは引き継げる?
A. 可能だが、1.0の新要素を楽しむなら新規スタートが推奨されている。
Q. 実績は何個ある?
A. 21個。店所有、クリーンハンズ、Rock Bottomクリア、ネズミ開始、Augs識別など多岐にわたる。
まとめ
『Probably Stolen』は、ただの質屋経営ではない。毎日の小さな判断が積み重なり、家賃という時間制限の中で店を自分のものにする物語だ。偽物を見極め、熱度を管理し、派閥の目を意識しながら、夜は投棄場で物資を集める。失敗は多いが、その分成功したときの手応えも大きい。
最初はApprenticeで基本を固め、保険を欠かさず、鑑定を丁寧に行うことから始めよう。水ルートやスカベンジでキャッシュを安定させ、徐々にリスクを取る。最終的に権利書を手にしたとき、Lower Levelsの片隅で立ち上がった質屋が、本当に「自分の店」になる感覚は格別だ。
このガイドが、あなたのシャッターを上げる一助になれば幸いだ。宇宙ステーションの底辺で、うまくやっていこう。
